OBP Blooming Placeのペレニアルストリートが完成しました!

OBP Blooming Place の南側エリアが新しく整備され、パークアベニュー南街区の“ペレニアルストリート”が完成しました。
これにより、2024年に整備された北街区と連続するかたちで緑の帯が伸び、京橋駅から大阪城公園までが一本の植栽帯としてつながりました。今回の拡張によって、そのつながりがより明確になり、歩きながら景観の変化を自然に感じられるルートとして整えられてきています。
完成状況を確認するため、2025年11月4日(火)には協議会役員による現地観察会が行われました。


けやき並木の南側一帯は、建物の影がかかる場所が多く、落ち着いた光が漂うエリアです。この一帯はウッドランドゾーンとして整えられており、松下IMPビルや読売テレビ本社ビルの足元付近に広がっています。
大きなけやきの根が複雑に走る土壌は硬くなりやすい環境ですが、歩行者の往来が多い点も踏まえて、植物がしっかり定着するよう丁寧に土が整えられています。
植栽にはホスタやエピメディウムなど、葉の美しさが際立つ種類を中心に、春の球根類や秋のアスター、ノコンギクなど、季節ごとに表情が変わる植物が組み込まれています。日陰の環境に合わせて静かに育ち、重なり合う葉のレイヤーが心地よい質感をつくりだしています。
一方、住友生命いずみホール側やホテルニューオータニ寄りにかけて光がよく入る場所では、メドウゾーンが広がっています。
グラス類の軽やかな穂が風に揺れ、その間を縫うようにエキナセア、モナルダ、スカビオサなどの宿根草が季節ごとに色を加え、北街区から続く“草原の流れ”が自然に感じられる設計になっています。



南街区の整備は、光と影、土壌と環境に合わせてゾーンを分けることで、歩くごとに異なる植生の魅力を感じられる場所づくりとして進んでいます。
成熟していく過程そのものが景観の一部になり、季節によって、そして年ごとに、少しずつ表情が積み重なっていくエリアになっていきます。
大阪ビジネスパークのビル群と、ナチュラリスティックガーデンが織りなす景観が、皆さまにとって心休まるひとときとなりますよう、これからもその成長をお楽しみください。


