vol.57 読売テレビの新しい試み「城まち祭」で目指すのはエリアの活性化

2023.3.7 更新

2023年3月18日〜3月26日の9日間、讀賣テレビ放送株式会社(以降、読売テレビ)では、春のお祭り「城まち祭(しろまちフェス)」を開催します。
OBP Style vol.57では、城まち祭の詳細とともに、城まちエリアを盛り上げていきたいという読売テレビの想いをお聞きしてみました。

春のお祭り「城まち祭」開催

春のお祭り「城まち祭」開催

公開収録やグルメなどイベントが盛りだくさんの「城まち祭」。コロナ禍以降はじめての大型イベントが、いよいよこの春開催されます。 今回、気になるイベントの詳細についてお話を伺ったのは、読売テレビのビジネスプロデュース局事業開発部 清水 良樹さんと、編成局編成部 川口 孝幸さんです。

清水さん:
2019年にオープンした読売テレビの現社屋は、大阪城公園とOBPを繋ぐ玄関口にあります。そのため、開放的なエントランスにし、エリアで働く方や視聴者の方などさまざまな方に楽しんでいただけるようにしました。 ところが、オープン直後タイミングでコロナ禍に見舞われ、エントランスを閉鎖せざるを得ない状況になってしまったのです。当初計画していた城まちエリアのブランディングや認知拡大といったエリア貢献ができずにいました。 やっとコロナ禍も落ち着きをみせてきたこのタイミングで「城まち祭」を開催することにしました。

そもそも「城まち」とは?

イベントのネーミングにある「城まち」とは、OBP、京橋、大阪城公園のある大阪城の北東エリアを指します。実はこの「城まち」、読売テレビ新社屋建設が大きなきっかけとなり生まれた言葉なのです。

そもそも「城まち」とは?


清水さん:
先ほどお話ししたように、読売テレビ新社屋建設にあたり、開かれたエントランスにすることを決めました。 このことをOBP協議会や周辺企業にお伝えした2014年頃、これを機にOBP・大阪城公園を中心としたエリアの賑わい作りをやっていこうという機運が生まれたのです。

議論を進めていく中で、「OBP」「京橋」「大阪城」という場所の名称は多くの方に認知されているが、それぞれのエリアが「あぁ、あの場所ね」というイメージが強くラベリングされているのではないか?という議論が起こりました。そこで、このエリアを総称する愛称を付けブランディングすることで、より多くの方にエリア全体の新たな魅力を知っていただけるきっかけになるのではないかと考え、「城まち」が生まれました。
読売テレビで城まちのロゴマークを作成し、みなさまに使っていただけるように提供させていただいております。

「城まち祭」でエリアを盛り上げたい

「城まち祭」でエリアを盛り上げたい

OBP協議会でも城まちのネーミングとロゴを使い、SNSでの情報発信を行っています。コロナ禍前の2018年、2019年には読売テレビで放送された24時間テレビに合わせて「城まちフェスティバルOBP」を開催し、エリアを盛り上げました。今回、読売テレビが開催する「城まち祭」のテーマは「感謝祭」。
視聴者や放送エリアに住んでいる方々への感謝、そして「城まち」というエリアの名前と魅力を知ってもらいたい、そんな想いが込められています。

清水さん:
「城まち祭」企画の目的のひとつは、城まちの認知拡大です。

「城まち祭」でエリアを盛り上げたい

川口さん:
ですから、通常のお祭り企画のプロセスとは違いターゲットなどを設定していません。とにかく楽しんでもらいたいという想いがあるので、さまざまなイベントの集合体のようなお祭りになっています。 読売テレビとしては、これほどの規模でイベントをするのは2005年から4年間夏に開催していた「わくわく宝島」以来です。 その中で全社一丸となり、テレビ局の原点である「エンターテインメント」で、エリアの盛り上げに貢献したいという想いがあります。

テレビの現場をリアルに体験

今回開催される「城まち祭」は「感謝祭」にくわえ、もうひとつテーマがあります。それはコロナ禍で減ってしまった「リアル」な体験。城まち祭では、テレビのリアルな現場を体験できるイベントが用意されています。 『にけつッ!!』『上沼・高田のクギズケ!』など、読売テレビ人気番組の公開収録をはじめ、『かんさい情報ネットten.』模擬セットでのキャスター体験など、まさにテレビ現場のリアルを感じられる内容がもりだくさん。 さらに、読売テレビ社屋を巡るツアーも開催されるので、普段は見ることのできない収録スタジオなど、テレビの裏側をリアルに体感することができます。

巨大シノビーが子どもたちをお出迎え

        自分が好きなものを楽しんでほしい

読売テレビ西側駐車場の「シノビーパーク」には、高さ約6メートルのシノビーふわふわが登場。

巨大シノビーの中に入れば、飛んだり跳ねたりして遊ぶことができるトランポリンになっています。 また、ニュースなどの現場から放送局へ電波を送る中継車も展示。子どもが楽しめるブースも多数展開されています。

OBPワーカーも嬉しいキッチンカー

読売テレビ社屋のIMP側通路を「城まちストリート」と称し、キッチンカーが並ぶ飲食ブースに。大阪ほんわかテレビやあさぱらSなど、各番組で取り上げられたスイーツなどが味わえます。
さらに、ホテルニューオータニ大阪協力のもと、アルコールを含めた飲料も販売。城まち祭開催期間中の金曜日(3月24日)は20時まで営業しているので、OBPワーカーが仕事帰りの一杯を楽しめるようになっています。

清水さん:
金曜日は仕事仲間と楽しんでいただき、土・日はご家族と一緒にグルメやお酒を楽しんでいただけると嬉しいですね。

リムジンリキシャで眺める城まちの景色

リムジンリキシャで眺める城まちの景色

異国情緒あふれる神戸の街を走る「リムジンリキシャ」が、大阪の城まちに初上陸します。
リムジンリキシャとは高級車「リムジン」と「人力車」を合わせて作られたおしゃれな観光人力車。

通常、人力車は「車夫」が運転しますが、リムジンリキシャは洋装に身を包んだ「トランスポーター」が乗客を案内します。 城まち祭では、読売テレビ社屋のエントランス付近から出発し、新鴫野橋を渡るコースで開催。城まちの魅力であるビル景観や大阪城、川沿いの美しい景色を楽しめます。

城まちエリアの魅力を感じるイベントの数々

城まちエリアの魅力を感じるイベントの数々

大阪城公園では「秘密のケンミンSHOW極」で紹介されたラーメンなどが食べられるグルメブース(土・日限定)や、JO-TERRACE OSAKAの店舗ではコラボメニューが登場。

水都大阪を散策できる水上バスでは、シノビーと読売テレビアナウンサーが乗船する企画が開催されます。読売テレビのみならず、城まちエリアの魅力を感じられる内容です。

自分が好きなものを楽しんでほしい

       
     自分が好きなものを楽しんでほしい

番組公開収録やさまざまな体験イベントなど、まさに読売テレビをまるごと楽しめるイベントが目白押しの城まち祭。これだけ盛りだくさんの内容だと、どこへ遊びに行けばいいのか迷ってしまうほどです。

川口さん:
「この番組が好き」「この食べ物が好き」というのは、みなさんそれぞれに違いますよね。ですから、ご自身が好き、見てみたいな、といった場所でそれぞれが楽しんでいただければと思います。メッセージとしては「会いたい!食べたい!遊びたい!」です。

            

清水さん:
開催イベント内容の通り、城まちエリアのみなさんのご尽力があったからこそ成り立っている城まち祭です。みなさん、それぞれの好きなもの、場所で楽しんでいただくと同時に、城まちエリアの魅力を感じていただければと思っております。

  

夜間の暗がりを解消する「OBPあかりの社会実験」同時開催

       夜間の暗がりを解消する「OBPあかりの社会実験」同時開催

OBP周辺エリアは、豊かな緑や美しいビル群など日中の美しい景観が魅力ですが、夜間は暗がりが多く、不安を感じるような場所が多く見受けられます。OBP協議会では2022年度から、夜間景観に関して調査・研究を実施。今回、城まち祭開催期間に合わせ、城見緑道公園周辺のライトアップを行う、OBP協議会主催「あかりの社会実験」が行われます。



夜間の暗がりを解消する「OBPあかりの社会実験」同時開催

読売テレビとのコラボも実現し、公園内の樹木や石オブジェなどをライトアップして、エリアの夜の賑わい創出を試みます。 読売テレビの社屋がライトアップされるのは、新社屋が完成した2019年12月のクリスマスライトアップ以来。
今回はどのようなライトアップになるのかお伺いしたところ、「企業秘密」とのお答えが…どのようなライトアップになるのか、当日をお楽しみに。

エンターテイナーとして発信する、エリアの魅力

城まち祭や夜間ライトアップなどを含め、エリアの魅力が高まることは、OBPにさまざまな影響があると考えられます。そのひとつが、エリア企業の人材面です。 城まちが盛り上がることにより「OBPで働きたい」と思ってもらえる方が多くなれば、採用や人材育成という観点で大きなプラスとなります。 そのためにも、OBPを含む城まちエリアを「知ってもらう」ことが大事だと清水さんはおっしゃいます。

清水さん:
多くの方が「OBPはビジネス街」というイメージがあると思います。それだけではなく、美味しいものが食べられる、楽しいイベントがある、というエリアの魅力を知ってもらうことが重要です。 我々はテレビ局として、エンターテインメントを提供するコンテンツを作って広めるという使命があります。同時に、社屋のある城まちに対するエリア貢献についても、重要な使命だと考えています。メディア企業としてエリアの魅力を発信し、城まちエリア盛り上げの起爆剤になれればと思います。

まちを盛り上げるには、まず知ってもらうこと

コロナ禍によって機会が減っていた「リアル」な体験。今回の「城まち祭」では、あらためてリアルの楽しさ・素晴らしさを感じられそうです。 OBPを活性化するためには、まず「城まち」というエリアを知ってもらうこと。「城まち祭」で、大きな一歩を踏み出せるような気がしました。 城まち祭期間中の金曜日(3月24日)は夜20時までイベントが開催されています。仕事帰りにぜひ、足を運んでみてください!

清水さん:
多くの方が「OBPはビジネス街」というイメージがあると思います。それだけではなく、美味しいものが食べられる、楽しいイベントがある、というエリアの魅力を知ってもらうことが重要です。 我々はテレビ局として、エンターテインメントを提供するコンテンツを作って広めるという使命があります。同時に、社屋のある城まちに対するエリア貢献についても、重要な使命だと考えています。メディア企業としてエリアの魅力を発信し、城まちエリア盛り上げの起爆剤になれればと思います。

ちを盛り上げるには、まず知ってもらうこと

公式WEBサイトはこちら

       







コロナ禍で長らく地域のイベントが開催できずにいましたが、今回の心躍る大企画にOBPstlye編集部もわくわくしています。
9日間、しっかり楽しんじゃいましょう!皆さまのご来訪もお待ちしております。

         
         

Wanted!

OBP Style では、特集記事のネタを募集しています。
OBP内のイベントや活動、人、場所あるいはOBPに対する疑問、もっと知りたいことなど。
大阪ビジネスパークに関するテーマ限定ですが、様々なテーマを掘り上げていく予定です。
ぜひこのテーマをというのがおありでしたらご一報ください。
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