2024.02.24 更新
10月から11月にかけて開催された、秋の自然を満喫する「OBP・大阪城公園 ガーデンウォークラリー」。このイベントでは、産学連携協業プロジェクトの一環として、関西外国語大学国際英語学部の学生がInstagramでイベントのPRを行いました。
プロジェクトに参加した学生たちは、投稿のスケジュールや内容、手法を検討し、工夫を凝らしたそうです。学生たちの熱い想いとともに、その取り組みをご紹介いたします。
関西外国語大学と産学連携でイベントのInstagram広報を実施
学生だからこそ生み出せる価値
実際に訪れることで変わったOBPへの印象
実際に触れてみないとわからない、ターゲット層のニーズを把握
イベント開催初日にOBPを訪れていた伊藤さん。自分たちが発信した内容を見て、ウォークラリーに参加した方もいらっしゃったようです。
ーー実際にウォークラリーに参加してどのような感想を持たれましたか?
伊藤さん:
「ウォークラリー初日のフォト講座に参加しました。講座では、カメラの撮り方を中心にレクチャーされていましたが、スマホの設定やInstagramの使い方など、基本的なことも説明されていました。そのため、参加者の多くはInstagramを使い慣れていないことがわかりました。
自分たちが思っている以上に、ターゲット層がInstagramをそれほど利用していないんだと、改めて認識することができました」
ーーそれを受けて、その後の投稿内容や方法に何か変更はありましたか?
伊藤さん:
「よりわかりやすい内容を意識するようにしました。写真の美しさ、いわゆる映えといったものではなく、誰が見ても理解しやすい内容を心がけました。
このような分析は、実際に触れてみないとわからないものなのだと、改めて実感しました。ターゲット層のニーズを把握するために、現場で直接話を聞くことも重要だと感じた時間です」
「自分たち主体で取り組むことの大切さ」を学んだ学生たち
ーー今回のプロジェクトを通して、最も印象に残ったことは何ですか?
伊藤さん:
「今回のプロジェクトでは、自分たち主体で企業とコミュニケーションをとったり、調査したりと、これまでの学生生活ではあまり経験したことのない取り組みをしました。
このような経験は、これから社会に出たり就活をしていったりする上で、非常に貴重なものとなりました。また、大げさに聞こえるかもしれませんが、社会がどのように動いているのかを考えるきっかけにもなりました」
澤西さん:
「Instagramの広報ということで、投稿の内容や時間帯、ターゲット層など、さまざまな要素が複雑に絡み合って、成功につながることを学びました。
当初は一つの要素にフォーカスして投稿すればいいと考えていましたが、実際にやってみると、そう簡単ではないことがわかりました。さまざまな要素を見ながら投稿していくことが必要であり、それは非常に難しいことだと感じました」
鎌田さん:
「SNSを企業として発信をする際には、どのような投稿をどのようなタイミングで発信すべきか、ということを学ぶことができました。また、魅力を発信する側は、まずその魅力を自分自身で感じていなければ、相手にも伝わらないのだということを学びました」
山口さん:
「私は将来、教職を目指しているため、インターンなどの経験もなく、企業の人と関わることが初めてでした。
今回のプロジェクトでは、フォロワーを増やすという目標を立てて、みんなで協力しながら取り組みました。この経験を通じて、目標を立てて、それを達成するために取り組むというプロセスを学ぶことができました」
中川さん:
「ターゲットとする年代には、インスタよりも紙媒体の方がリーチしやすいことがわかりました。そのため、さまざまな手段を検討することも重要だと感じました。
また、学生だけでプロジェクトを進めるには、費用や時間などの制約があり、限界があることも痛感しました」
楊さん:
「これまでは正解がある問題を解いていましたが、今回のプロジェクトでは世代に合ったニーズを追求し、正解を探りながらチャレンジすることを経験しました。
このプロジェクトを通じて、正解が一つではないということ、周囲の人と協力しながら答えを探していくことの大切さも学びました。この経験は、社会人になってからも必ず役立つと思っています」
社会で活躍するために必要な力
今回のプロジェクトは、学生たちにさまざまな学びと成果をもたらしたようです。
戸谷先生:
「学生たちは過密スケジュールの中で、よく頑張ったと思います。今回の広報は、観光客を呼び込むようなものであれば、それほど難しくなかったでしょう。
しかし、広報の対象であるガーデンウォークラリーは、緑化活動とOBPワーカーへ向けた環境整備の一環でもありました。そのため、OBPワーカーにメリットを感じてもらえるような仕組みが必要です。自分たちの世代とは違うOBPワーカーをターゲットとし、興味や関心を想像するのが難しかったようです。
しかし、そのペルソナをぶらさず、最後までやりきりました。その姿勢を私は高く評価しています」
今回のプロジェクトは、社会で活躍するために必要な力を身につけるための貴重な機会となったのではないでしょうか。このプロジェクトで得た経験と学びを糧に、今後の活躍につなげていくことを楽しみにしてます。
OBPスタイル編集部からのお知らせ
OBP Style では、これまでOBP内のイベントや活動、人、場所あるいはOBPに対する疑問、もっと知りたいことなどをテーマとして記事を掲載してきましたが、この度、充電のため休刊することになりました。これまでご愛読いただき、ありがとごうざいました。 再び皆さまにご覧いただけることを楽しみにしております。