2023.8.29 更新
2023年7月20日、JR京橋駅前にキッチンカーや屋台などが集まる施設「FULALI KYOBASHI(フラリキョウバシ)」がオープンしました。
キッチンカーや屋台ではさまざまなジャンルの料理が提供されており、OBPワーカーのランチや、仕事帰りの食事に最適なスポットです。OBPエリアの新たな賑わいに繋がるFULALI KYOBASHIをレポートします。
FULALI KYOBASHIがイオン京橋店跡地にオープン!
12019年、地元のみなさまから惜しまれつつ閉店したイオン京橋店。その跡地にオープンしたのが「FULALI KYOBASHI」です。その名の通り「ふらりと立ち寄れる場所」であること、そして「Next Scene,Next to You」をコンセプトとし、新スポットとして誕生しました。現在、京橋駅周辺は大規模再開発が予定されています。そのため、再開発までの暫定利用としてFULALI KYOBASHIが活用されることになりました。 FULALI KYOBASHIは、キッチンカーが並ぶ移動販売ゾーン、屋台が並ぶ屋台エリアゾーンを設けており、多彩なジャンルの食事が楽しめます。さらに、2023年秋にはフードホールがオープンする予定。フードホールには飲食店が入居し、さらに多くのグルメを楽しめるようになります。
また、施設中央には芝生が広がるイベント広場を設置。
大型LEDビジョンが併設されたライブステージがあるため、スポーツ観戦やイベント観覧を芝生でくつろぎながら楽しめます。
※施設の開放時間は10時〜22時です。各店舗によって営業時間は異なります。
食事もお酒も!屋台エリアをご紹介
たこ焼き、ラーメン、韓国料理など、さまざまなジャンルの飲食店が並ぶFULALI KYOBASHI。広場にはたくさんのテーブルや椅子が用意されているので、仕事帰りにひとりで軽く一杯、仲間とゆっくり食事やお酒を楽しむことも可能です。
【お店紹介①】
屋台エリアにある「新世界 はんまだん」は、ホルモン焼きの専門店。
看板メニューは国産豚の大腸と新鮮な牛肺のMIXホルモン。
韓国出身のオーナーが手作りした本格タレを使用しています。
臭みのない新鮮なホルモンは、タレとの相性抜群です。
【お店紹介②】
点心の専門店「包抱子(パオパオシー)」も屋台エリアに登場。
自家製「蓮根しゅうまい」をはじめ、バリエーション豊かな点心、蒸し料理が用意されています。
また、ビールやウイスキー、焼酎など100種類ものドリンクが並ぶ「包抱酒(パオパオチュー)」も同時オープン。
【お店紹介③】
FULALI KYOBASHI近くの居酒屋「京橋0番地」が屋台エリアに出張中。看板メニューの「迫力満点魅力の香味豚角ソース焼きそば」や「海鮮油焼き混ぜそば」など、人気メニューが多数登場します。
今日は何が登場する?日替わり移動販売エリア
キッチンカーが並ぶ移動販売エリアは、各店舗によって販売期間や営業時間が異なるため、日によってさまざまなお店を楽しめます。
とくに休日は多くのキッチンカーが集まるため、よりたくさんのお店巡りを楽しめます!
【お店紹介④】
取材時には、淡路島バーガー専門店「SHIMAUMA BURGER」が来ていました。淡路島産の食材にこだわったハンバーガーが人気で、淡路島本店でなんと年間10万食販売されているそう。
【お店紹介⑤】
さらに、ケバブ専門店「ザ・ベスト・ケバブ」も。トルコ出身のシェフが腕をふるうため、本場の味が気軽に楽しめます。
【お店紹介⑥】
また、スイーツを楽しむなら「Buscafe KOTETU」がおすすめ。沖縄のアイスブランド「ブルーシールアイス」が販売されています。ほっと一息つきたい仕事の休憩時間や、お酒を飲んだ後の酔い覚ましにぴったりの一品です。ここでご紹介したお店は、記事執筆時点での情報です。どのようなキッチンカーが登場しているかは、FULALI KYOBASHI公式サイトで情報をチェックしてみてください。FULALI KYOBASHI公式サイト:キッチンカー情報
※本記事は、2023年8月14日時点の情報に基づいています。
心地よい風が吹き抜ける!憩いの広場
イベント広場の大型LEDビジョンには、大迫力の映像が映し出されます。大型ビジョンの前に広がる芝生エリアはシートを敷いて食事を楽しんでもでも、そのまま座ってくつろいでもOK。FULALI KYOBASHIには寝屋川から抜ける風がよく通り、夏でも夜であれば心地よく過ごせます。
少し奥に進むと、涼しげな噴水エリアも。子どもたちが水遊びできるよう、着替え用のテントも用意されています。このエリアは季節に合わせて出し物が変わる予定。秋や冬には何が登場するのか、今から楽しみですね!
FULALI KYOBASHIは屋外ですが、清潔で広いトイレも設置されているので、小さなお子さま連れでも安心です。
新たな賑わいが生まれる場所へ
京橋エリアの新しい憩いの場として、すでに多くの方が楽しんでいるFULALI KYOBASHI。オープンまでの道のりや想いを、運営するイオンモール株式会社 エリア開発部 近畿・北陸開発部の森 亮佑さんにお話を伺いました。
森さん:
「FULALI KYOBASHIは、『ふらりと立ち寄る場所』であることと、新しい出会いや新しいチャレンジを呼び込んでいきたいという想いから、『FULL』の『満たされる』、『ALIVE』の『いきいきとした』を掛け合わせて『FULALI 』という名前をつけました。再開発までの暫定利用としての土地ですので、せっかくなら次の再開発につながるような、賑わいが出せる場所にしたいとのことで、人が集まりやすい飲食スポットにすることにしました」
京橋エリアには広場がなかった
はじめはスポーツ施設などの暫定利用も候補にあがったという森さん。ところが、京橋エリアのSNS検索について調査した結果、「飲み」についての需要が多いことがわかりました。
森さん:
「京橋というと飲みの街、それも安く飲める立ち飲み屋などのイメージが先行しています。そのためか、女性が飲みに行くとなると梅田などへ出かける…といったパターンが多いようでした。今では京阪モール高架下のKiKi京橋や、駅から少し離れた裏京橋などでおしゃれなお店が増え、女性客を獲得できています。ですから、FULALI KYOBASHIも女性が入りやすいおしゃれな雰囲気にこだわりました。また、京橋駅周辺には公園がないというのも課題でした。再開発をするにあたり、大阪市でも住民が集まれるような広場を作りたいという要望もあったので、駅前広場であり、人が集まりやすく、女性が入りやすい飲食店ということで、このFULALI KYOBASHIができました」
メインターゲットが女性ということで、電柱や広場足元のデザインやカラーにはこだわったという森さん。青をベースとしてグレーや黒で統一した広場は、シックでありながらもおしゃれな雰囲気が漂います。
森さん:
「京橋駅周辺のワーカーや、休日に大阪城公園に遊びに来られるビジターをターゲットとして想定していましたが、京橋駅より1〜2駅離れた場所に住んでいらっしゃるファミリー層も多く来てくださっています。このことから、やはり京橋駅周辺には家族連れなどが遊べる広場がなかったんだと感じました。平日の夜はエリアのワーカー、休日の日中はファミリー層と、当初想定していた2倍もの方々に来ていただいています」
OBPエリアのアイディアやチャレンジの場所としても
FULALI KYOBASHIは民間が営業する広場です。そのため、都市公園のように条例による縛りがなく、イベントなどの使用に自由度が高いのが特徴です。
森さん:
「もちろん、近隣住民にご迷惑のない範囲で企画しています。オープン時にはDJイベントを開催し、芝生で寝転がりながらみなさんにミュージックイベントを楽しんでいただきました。今後はイベント、ポップアップショップなど、さまざまなチャレンジができる場所であることの認知を高めていきたいです。OBPには多くの企業様がいらっしゃるので、新商品開発時には、FULALI KYOBASHIで実証実験をしていただいたり、展示会の会場として活用していただいたりすることも可能です。OBPエリアのアイディアやチャレンジができる場所として、みなさまに試していただきたいと考えています」